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ザピこの記事では、「BGM制作を依頼するときに伝えることって何?」と疑問に思っている方に向けて、伝えていただくと良い情報についてまとめています。
ぜひご参考にしてみてください。
はじめに
ゲームや動画などを制作される方で、「オリジナルのBGM制作を誰かに依頼したいけど、何を伝えたらよいかわからない・・・」という方も多いのではないでしょうか。
筆者はゲーム向けのBGMを主に制作しており、依頼を受けてオーダーメイドの楽曲制作もさせていただいています。
そこでこの記事では、作曲者として「BGM制作の依頼時に伝えていただけると助かります」という情報をまとめたいと思います。
作曲者によって考え方は様々だとは思いますが、共通している部分も多くあるかと思うので、ぜひご参考にしていただければ幸いです。
※BGM制作の依頼~制作の流れを知りたいという方は、よろしければこちらの記事もご参照ください。
初めから完璧でなくても大丈夫
まず最初にお伝えしたいのは、最初から完璧に伝えることがまとまっていなくても大丈夫、ということです。
お伝えいただけると助かる情報について、この後いろいろと解説しますが、そのすべてがそろっていなくても問題ありません。
用意できる範囲・その時点で分かっている範囲で伝える、という気持ちで、依頼のハードルを少しでも低く感じていただければと思います。
お伝えいただいた情報をもとに、こちらから改めてヒアリングさせていただくなどして、イメージの解像度を上げるお手伝いをさせていただきます。
そうした対話の中で、一緒に楽曲のイメージを明確にしていくことも、作曲者側の役割であると考えています。
BGM制作の依頼で伝えること
作品の世界観
BGMを使用する作品全体として、どのような世界観なのかということを始めにお伝えいただけると、それに応じたサウンドの方向性を検討しやすくなります。
また、同一作品においてBGMを複数制作する場合にも、世界観を意識して楽曲に統一感を持たせることができます。
対象シーンについての資料
BGMを使用するシーンについて、動画や画像など視覚的にわかるような資料を共有いただけると、作曲者として「どのような曲が合いそうか」、「全体のサウンド(響き)はどのくらいが良いか」ということを検討しやすくなります。
実際に楽曲を制作する際にも、資料と合わせながらBGMのサウンドの調整を行うことができます。
作曲者が持つイメージがすべてではありませんが、ご提案しやすくなるという意味でもありがたい情報となります。
曲の雰囲気をあらわすキーワード
キーワードのレベルで構いませんので、どのような雰囲気の曲をイメージしているか、形容詞等でお伝えいただけると助かります。
例えば以下のような感じで。
- 明るい
- さみしい
- 勇敢
- 壮大
- 高揚感
- ポップ
- ファンタジー感
「明るい曲ってどんなの?」など、曲に持つイメージは人それぞれであるということも否定はできないのですが、大まかな方向性として簡単に形容詞で伝えるというのは、やはり効果的だと思います。
もちろん、より具体的に表現できそうな場合は、文章などでもお伝えいただけるとより伝わりやすくなると思います。
登場人物の心情
ストーリー性のある作品の場合、BGMを使用するシーンにおいて登場人物がどのような心情なのか、という理解も深まると、より感情に寄り添った楽曲を検討しやすくなります。
使用する楽器や音色、ジャンル
どんな楽器・音色を使用してほしいかや、ジャンルとしてイメージしているものがあれば、お伝えいただけるとより楽曲の具体性が増してきます。
例えば以下のような感じで、全体的に決まっていなくても何となく考えていることがあればぜひお伝えください。
- 純粋なオーケストラという感じかな
- シンセの音色も脇役的に入れてほしい
- フルートとかどこかにあるといいかも
曲の長さ
BGMを使用するシーンの長さが決まっていれば、それに合わせてBGMを制作することになります。
あるシーンでずっと同じBGMをループ再生させる場合でも、1周ループするまでの長さとしてどのくらいが良いかがわかると、楽曲の構成を具体的に検討していくことができます。
具体的な秒数や分数でなくても、長め/短めといったざっくりとしたイメージがあればお伝えください。
それをもとに、「短めでしたら、1分未満で1周ループする感じで作ってみますか?」などとご提案ができます。
曲のテンポ(速さ)
曲のテンポ(速さ)についても何かイメージしているものがあればお伝えください。
テンポの単位はBPMですが、そこまで具体的でなくても、速め/遅めなどざっくりでもお伝えいただければ、よりイメージしやすくなります。
参考楽曲
もし既存の楽曲で、イメージに近いもの(参考楽曲)があれば、YouTubeのリンクなどの可能な方法でぜひご共有ください。
実際にイメージを音として確認できるため、作曲者としても解像度が一気に上がります。
ただ注意点として、「参考楽曲のこういう部分を参考にしてほしい」というところも併せてお伝えいただきたいと思います。
例えば以下のようなものが考えられます。
- 楽曲の構成や展開、長さ
- メロディの雰囲気
- アレンジの雰囲気
- 使用している楽器や音色
- 全体的なサウンドの感じ
- 曲のテンポ(速さ)
このように、楽曲には参考にする要素がいろいろとあります。
その部分の認識がずれてしまうと、せっかく参考楽曲を共有いただいても、お互いのイメージがずれてしまう可能性があります。
納品データの形式・仕様
最終的に音源をどのようなデータで納品するか、まずはわかる範囲でお伝えいただければと思います。
例えば以下のような項目があります。
- データ形式(WAV、Oggなど)
- サンプリング周波数
- ビット深度
- ループ仕様にするかどうか
ご依頼時でなくても大丈夫ですが、最終的には必要な情報となります。
不明な部分については一緒にご検討しますので、ご相談ください。
誰に依頼するか悩んでいる方へ
BGM制作を誰に依頼するかも悩んでいる場合は、以下の記事で選び方の観点やヒントをまとめているので、よろしければご参照ください。

まとめ
以上、「BGM制作の依頼時に伝えていただけると助かります」という情報をまとめました。
ご依頼の際に改めて見返していただくなど、活用していただけると嬉しいです。
この記事を通じて、BGM制作の依頼のハードルを少しでも低く感じていただけたら幸いです。




