この記事では、作曲・DTMのために音楽理論を学びたいと考えている方に向けて、筆者が参考にした本やサイトを紹介します。
はじめに
作曲やDTMにおいて、音楽理論の知識は非常に役立ちます。
例えば、以下記事で紹介しているようなコード理論の基本を学ぶだけでも、十分いろんな作曲ができます。
しかし、音楽理論にはコード理論以外にも様々なものが存在し、それらを学習することで、より洗練された曲や多様な曲を作れるようになります。
理論を習得することで、作曲の効率化につながることもあるでしょう。
音楽理論に関する本やサイトはたくさん存在しますが、この記事では、筆者がこれまでの独学で参考にしてきた本やサイトを紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
作曲・DTMの独学に役立つ本・サイト(音楽理論編)
独学に役立つ本
実践! 作曲・アレンジに活かすためのポピュラー和声学
和声学(和声法)は、主にオーケストラなどで重視される理論ですが、オーケストラ以外のジャンルにも適用することができます。
和音を構成する各パートの横の流れを美しくするために、この理論が役に立ちます。
和声学の本は分厚くて堅苦しい印象のものが多い中、この本は薄くて手軽に読めそうということで、購入してみました。
しかし、和声学の要点は抑えつつ、結構踏み入った内容まで書かれており、筆者的には内容が濃いと感じました。
禁則が厳しい和声学とどう付き合うか、というような話も書かれており、ためになりました。
独学に役立つサイト
SoundQuest
SoundQuestは、様々な音楽理論を詳しく解説しているサイトです。
どの理論も、基礎から順番に学んでいける作りになっています。
筆者は主に和声学の勉強に利用しましたが、ほかにも「難しそうだけど今後学んでみたい」という理論がいろいろありました。
このサイトの利用にはメールアドレスの登録が必要なので、その点問題なければ利用してみてはいかがでしょうか。
和声学~洗足オンラインスクール・オブ・ミュージック
このサイトでは、和声学の様々な演習問題をブラウザ上で解くことができます。
和声学は実践してみないと理解が難しいので、前述のサイト等で知識をつけた後、このサイトの演習問題で練習してみるのがおすすめです。
mizonote
このサイトでは、モードという理論について、ゲーム音楽を題材にして解説しています。
海外の解説動画のまとめ記事という形式になっています。
モードを理解すると、メジャーキー/マイナーキーという枠に収まらない曲を作れるようになります。
筆者もまだ勉強中ですが、自分の曲にモードをどのように取り入れるか、考えを整理するのにこのサイトが役立ちました。
まとめ
音楽理論を学ぶことで、作曲の幅が広がったり、より洗練された曲を作れるようになるはずです。
この記事で紹介した本やサイトを参考に、気になる音楽理論を学んでみてはいかがでしょうか。