作曲初心者向け:筆者の作曲手順紹介

作曲しているリス

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ザピ

この記事では、筆者が普段行っている作曲手順を紹介します。
あくまで一例ですが、参考にしていただければ幸いです。

目次

はじめに

作曲の手順に絶対的な正解はないと思いますが、大きく分けてメロディを先に考える方法とコード進行を先に考える方法があると思います。

筆者の作曲手順では、まずメロディを考え、その後にコードを付ける方法を採用しています。

これは、曲のイメージに合う良いメロディを生み出すことを優先しているからです。

また、コード進行を先に決めるよりも、柔軟に曲の展開を作りやすいと感じています。

一方で、コード進行を先に考える方法にもいろいろとメリットがあると思うので、今後身に着けていきたいと考えていますが、ここではメロディを先に考える方法について手順を紹介します。

作曲手順紹介

手順1:アイデア出し

まずは、メロディのアイデアを考えます。

メロディのアイデアは、いつでもどこでも考えることができます。

散歩中や電車の中など、ふとした瞬間に浮かんだメロディを、スマホの録音アプリに録音しておくと便利です。

筆者は口笛が得意なので口笛で録音していますが、鼻歌でも楽器でも、やりやすい方法で録音すればよいと思います。

録音したメロディは、曲ごとにフォルダ分けしておき、フォルダに曲のタイトル、あるいはどんな曲なのか(想定するシーン・ジャンルなど)がわかるような名前を付けておくと、後で思い出しやすいと思います。

そして、ある曲について別の部分のメロディが思いついたら、該当のフォルダ内に新しく録音データを追加していきます。

録音したメロディのアイデア
引用:「ボイスメモ」(Apple)

アイデア出しの際は、メロディだけでなくどのようなアレンジにするかということも一緒に考えていることが多いです。

録音アプリに録音するのは主にメロディだけですが、アレンジ内容も頭の中にある程度記憶されている、という感じです。

手順2:メロディにコードを付ける

1曲分のメロディができ、「この曲を作るぞ」となったら、その曲のキー(調)を特定したうえで、メロディに合うコードを付けていきます。

筆者は、「Chordbot」というスマホアプリを使用しています。

このアプリを使うと、各コードの響きを簡単に確認しながらコード進行を作成でき、MIDIデータとして書き出すことができます。

Chordbotの操作画面
引用:「Chordbot」(Contrasonic AB)

なお、メロディがどうしても思い浮かばない部分がある場合、その部分だけは先にコード進行を考えて、後からそれに合うメロディを考える、というケースもあります。

手順3:DAWでの作業(打ち込み)

ここからが、楽曲を実際に形にするための作業になります。

PCを立ち上げ、DAW(楽曲制作ソフト)上に新しい曲のファイルを作成し、先ほど作成したコード進行のMIDIデータを読み込みます。

その後、音源を選びながらメロディ、伴奏、リズムなどの各パートを打ち込んでいきます

読み込んだコード進行に沿って打ち込むことで、どこで何のコードを使うか迷わずに済むので便利です。

DAWの操作画面
引用:「Studio One 6」(PreSonus)

手順4:仕上げ(ミキシング・マスタリング

各パートの打ち込みが終わったら、音量バランスや音色などを調整して仕上げます(打ち込みの際に調整している部分も結構あります)。

詳細は割愛しますが、この作業をミキシングマスタリングとも呼び、曲のクオリティや聴きやすさを向上するために重要です(筆者もまだまだ勉強中です)。

ミキシング・マスタリングまで完了したらオーディオファイルMP3WAVなど)として書き出し、一旦完成です。

その後、スマホなどで時々聴いてみて、直したいところがあれば改めてDAWで修正します。

時間をおいて改めて聴くことで、気づかなかった改善点が見つかることも多いです。

まとめ

以上が筆者の作曲手順です。

作曲初心者の方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。

ぜひ、自分なりの作曲方法を見つけてみてください。


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