この記事では、DTMで制作中の楽曲をスマホで確認するのに便利なアプリを紹介しています。
ぜひご参考にしてみてください。
はじめに
DTMで制作している楽曲の聞こえ方を、スマホのスピーカーでも確認したいという人は多いと思います。
スマホでの再生をメインと考えて制作している人も多いでしょう。
DAWで制作している楽曲をスマホで確認したいと思ったとき、いったんオーディオファイルに書き出してスマホに転送する、という方法が考えられます。
しかし、楽曲の修正のたびにこの作業を行うのは、非常に手間がかかります。
そこでおすすめなのが、Sound on Digital社が提供する「Mix to Mobile」というアプリです。
このアプリを使えば、パソコンのDAWで制作中の楽曲を、そのままスマホのスピーカーで再生して確認することができます。
これにより、スマホでの再生を想定した楽曲制作が大幅に効率化されるでしょう。
この記事では、そんな便利なアプリ「Mix to Mobile」の使い方や入手方法について紹介します。
ぜひご参考にしてみてください。
Mix to Mobileの使い方
まずは、Mix to Mobileがどのようなアプリであるかを説明するため、使い方から説明したいと思います。
Mix to Mobileには、センダー(送信用)とレシーバー(受信用)の2つのアプリが用意されています。
センダーはパソコン側でDAWのプラグインとして、レシーバーはスマホ用アプリとして使用します。
パソコンとスマホ両方をWi-Fiに接続することで、センダーとレシーバーのアプリが連携できるようになります。
Wi-Fiが使えない場合、USBケーブルでパソコンとスマホを接続するという方法もあるようです(筆者は試せていません)。
センダー(送信用アプリ)の使い方
DAWの任意のプロジェクトを立ち上げ、センダーのプラグイン「Mix to Mobile sender」を探します。
楽曲のマスタートラックにプラグインを挿入し、プラグインの操作画面を開きます。
以下が操作画面です。
右側の「MUTE」ボタンをクリックし、パソコンから出力される音声をミュートしておきます。
レシーバー(受信用アプリ)の使い方
スマホから、レシーバー用アプリ「Mix to Mobile」を起動します。
センダーのプラグインがオンになっていないときは、レシーバーのアプリは以下の画面になります。
センダーのプラグインがオンになっているときは、センダーからの送信を検知し、以下の再生画面が開きます。
識別名(黒塗り部分)がセンダー側と一致していることを確認し、「Start listening」ボタンをタップします。
パソコンのDAW上で楽曲が再生されていれば、その音声がスマホのスピーカーから再生されます。
Mix to Mobileの入手方法
Sound on Digitalの以下公式サイトから、Mix to Mobileのセンダーおよびレシーバーを入手できます。
Mix to Mobile – Sound on Digital
センダーのプラグインは、30日間のトライアル利用が可能です。
永久に使用するライセンスを得るためには、有料版を購入する必要があります。
レシーバーは、iOSまたはAndroidのアプリとして無料で入手できます。
まとめ
Mix to Mobileを活用し、スマホでの再生を想定した楽曲制作の効率をアップしてみてはいかがでしょうか。
この記事が参考になれば幸いです。