この記事では、新しいDTM用パソコンにデータを引越しする際のポイントをまとめています。
ぜひご参考にしてみてください。
はじめに
DTM用のパソコンを買い替えたとき、データの引越しはとても面倒な作業です。
新しいパソコンで安心して音楽制作を再開するには、慎重に引越し作業を行うことをおすすめします。
本記事では、新しいDTM用パソコンにデータを引越しする際になるべく迷わないよう、確認しておきたいポイントをまとめています。
ぜひご参考にしてみてください。
データ引越し前の確認
前のパソコンで使っていたソフト・ファイルの確認
まずは、前のパソコンで使用していたソフトやファイルを確認しましょう。
そして、新しいパソコンに再インストール、移動やコピーが必要なものをリストアップします。
対象として、以下のようなものが挙げられます。
- DAW
- プラグイン
- 音源ライブラリ
- サンプルパック
- 楽曲制作のプロジェクトファイル
- 作成した楽曲のオーディオファイル
- その他ソフトやファイル(DTM以外のものも含む)
データ管理方法の見直し
新しいパソコンを迎えるにあたり、データ管理方法を見直してみても良いでしょう。
適切なデータ管理は、システムの不具合やトラブルを防ぎ、ソフトの動作をスムーズにすることにもつながります。
DTMのデータ管理については以下の記事にも記載しているので、よろしければご参照ください。
データ引越し
ソフトの再インストール
DAWやプラグインなどのソフトは、正規の方法で新しいパソコンに再インストールする必要があります。
まずは、DAWやプラグインを入手した際に作成したアカウントにログインし、所有しているソフトの情報を確認します。
そして、メーカーが定めるインストール手順をよく確認の上、必要なものを順にインストールしましょう。
プラグインのインストールの流れについては、以下の記事にまとめています。
よろしければこちらもご参照ください。
ライセンスの再認証
多くの場合、DTM用のソフトを新しいパソコンで使用できるようにするために、ライセンスを再認証する必要があります。
複数台のパソコンで使用できるソフトの場合、使用台数が制限に達していなければ、前のパソコンでのライセンスを保持したまま、新しいパソコンにライセンスを追加することができます。
一方、一台のパソコンでしか使用できないソフトや、使用台数が制限に達しているソフトの場合、前のパソコンでのライセンスを解除(ディアクティベート)する必要があります。
そのソフトを同時に使用できるパソコンの台数を、公式サイト等でよく確認しましょう。
ファイルの移動・コピー
楽曲制作のプロジェクトファイルや、作成した楽曲のオーディオファイルなど、必要なファイルを新しいパソコンに移動またはコピーしましょう。
念のため、ファイルのバックアップを取ってから作業することをおすすめします。
ファイルを移動する方法には、クラウドストレージを利用する方法などもありますが、大量のデータ移動には、HDDやSSDなどの外付けストレージを使用するほうが適しているでしょう。
移動させたいデータ量に応じ、適切なストレージを用意しましょう。
また、転送時間を短縮するために、zipや7-Zipで圧縮したうえで移動することをおすすめします。
無事新しいパソコンに移動できたら、移動先の適切なフォルダ上で展開(解凍)します。
動作確認
DAWやプロジェクトファイル、プラグイン等の動作チェックを行い、作業環境が復元されたことを確認しましょう。
まとめ
データ引越しは大変な作業ですが、ポイントを押さえ、少しでもスムーズに作業ができることを願っています。
この記事が参考になれば幸いです。