ゲーム音楽の魅力:ゲーム音楽制作を学ぶ筆者の主張

ゲーム音楽を楽しんでいるリス

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ザピ

この記事では、ゲーム音楽制作を学ぶ筆者が、ゲーム音楽の魅力についてまとめています。
共感していただけるところがあればうれしいです。

目次

はじめに

この記事にたどり着いた方は、おそらくゲーム音楽が好きだったり、少なからず興味がある方なのではないかと思います。

筆者もゲーム音楽が大好きです。

プレイしたことのあるゲームだけでなく、プレイしたことのないゲームの曲もたくさん聴きます。

そして、いつしか自分でも作りたいと思うようになり、独学でオリジナルのゲーム音楽の制作にも取り組んでいます。

基本的にはインストゥルメンタル(歌のない曲)全般が好きなのですが、その中でもゲーム音楽には、ならではの魅力があると思います。

その魅力を言葉で表現するのは難しいですが、何とか言語化してみたいと思います。

ということで、この記事では、筆者の考えるゲーム音楽の魅力をまとめたいと思います。

反対意見も多くあるかと思いますが、共感していただけるところもあればうれしいです。

また、上記に関連して、ゲーム音楽を聴く方法や、ゲーム音楽などのBGMを作曲してみたい方に向けた情報についても言及しています。

興味のある方は、そちらもご参考にしてみてください。

ゲーム音楽の魅力

ループする美しさ・心地よさ

ゲーム音楽の一番の特徴は、ループすることだと思います。

ループせずに終わる曲も中にはありますが、多くのゲーム音楽は曲の後ろまで流れた後、自然な形で曲の頭に戻るようになっています。

ゲームでは、あるシーンや場所において、BGMを途切れなく流し続ける必要があるため、多くの場合このようなループする曲が使われることになります。

曲が様々に展開した後きれいに最初に戻る、というところに、筆者としては音楽的な美しさを感じます。

そして、いつまでも途切れなく聴き続けられるという心地よさも、ループする音楽の魅力です。

プレイヤーの思い出と結びつく

ゲームでは、様々なシーンや場所を印象付けるBGMが流れます。

プレイヤーはそれらのシーンや場所での体験と、そこで流れるBGMが結びついた状態で、自身の思い出として記憶することになります。

そのため、ゲーム音楽はプレイヤーのゲーム体験の思い出を想起させる効果を持ち、そのことが楽曲をより一層魅力的なものにしているのだと思います。

いろんなジャンル・雰囲気の曲がある

ゲーム音楽は、様々なシーンに適したBGMとして作られるため、おのずと曲のジャンル雰囲気も多様になります

穏やかな街の曲であれば、小編成のアンサンブルが多いかもしれません。

戦闘シーンであれば、熱いロックの場合もあれば壮大なオーケストラの場合もあります。

SF系のゲームであれば、シンセを多用したサイバーチックな曲が合うかもしれません。

ゲームごとの世界観の違いや、作曲者のセンス解釈によっても、どのような曲が使われるかは変わってきます。

ジャンルを特定できないような個性的な曲もたくさんあります。

このようにゲーム音楽は、多様な曲に出会える点でも魅力的です。

短時間で聴ける

ゲーム音楽の1ループは大体1~2分、長くても3分程度であり、筆者的にはちょうど良い長さだと感じます。

それ以上長い曲は、聴き切るまでに飽きてしまったり、もどかしくなってしまう可能性も出てきます。

ゲーム音楽の長さは、忙しい現代人にも受け入れられやすい長さだと思います。

多様な雰囲気のBGMを手軽にサクッと聴けるという点で、ゲーム音楽は本来の用途の枠を超え、単体でのリスニング需要も高まっていく気がします。

ゲーム自体をプレイしない人にも、今後ますます受け入れられていくのではないでしょうか。

ゲーム音楽を聴く方法

上記でも言及したように、ゲーム音楽をゲームの中だけでなく、単体で聴きたいという方も少なからずいると思います。

筆者は、一昔前はゲームのサウンドトラックのCDを購入・レンタルすることで、音源を入手していました。

おそらく、多くの人にとってそれが主流だったと思います。

ここ数年で、CD市場は下火になりつつあり、サブスク制音楽配信が普及しています。

筆者も、配信されているゲーム音楽を聴くことが多くなりました。

しかし、ゲーム音楽は必ずしも配信が積極的に行われているわけではなく、まだまだ聴き放題という感じではありません。

そんな中、最近ではニンテンドーのゲーム音楽配信に特化した「Nintendo Musicというものも登場しています。

これには最初とても驚いた記憶があります。

同時に、「ゲーム音楽を単体でたくさん聴きたい」という需要は思っているよりも多い(増えてきている?)ということがうかがえ、うれしさもありました。

今後、Nintendo Music以外も含め、ゲーム音楽の配信はますます普及していく気がしています。

ゲーム音楽を作曲してみたい方へ

ゲーム音楽好きな方にとって、オリジナルのゲーム音楽を作曲してみるというのは、きっと素晴らしい体験になると思います。

また、ゲーム音楽の作曲は、いろんなジャンルや形式の曲を作る経験ができるため、おのずと幅広いスキルが身につくというメリットもあります。

ここでは、ゲーム音楽の作曲を始めたいという方に向け、筆者の経験をもとに情報共有します。

作曲を始めたい方

まずは作曲自体をどのように学べばよいか、というところから知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

筆者がこれまで行ってきた作曲の独学方法を紹介しています。

本サイトではこのほかにも、作曲やDTMの初心者の方に向けた様々な記事を投稿していますので、よろしければチェックしてみてください。

ゲーム音楽やBGMの作曲について学びたい方

ゲーム音楽やBGMの作曲に特化したおすすめの本をご紹介します。

名作の技から学ぶ ゲームミュージック作曲テクニック

こちらは、ゲーム音楽の様々な名曲を例に、ゲーム音楽の作曲のテクニックを解説している本です。

人気の無料DAW「Studio One Prime」を使用しながら学べます。

付属のMIDIデータを読み込んで、実際の打ち込みの内容を確認しながら学習できるのがうれしいところです。

つくれるサントラ、BGM: 様々なシーンが作曲できる!

こちらは、多様なBGMの作曲方法について理論的に解説している本です。

ゲームのシーン、その他日常的なシーンなど、様々なシーンを想定したBGMの作曲例を扱いながら解説しています。

音楽理論の解説がやや難解かもしれませんが、基礎を抑えたうえで読むと勉強になると思います。

まとめ

ゲーム音楽の魅力について、筆者の視点からお伝えしました。

すでにゲーム音楽をたくさん聴いているという方には、共感していただけるところがあればうれしく思います。

また、ゲーム音楽に興味を持っている方、あるいはこれから作曲してみたいと思っている方にも参考になれば幸いです。

筆者自身も今後、多くの人の心に残るゲーム音楽を作りたいと思っていますので、応援いただけると幸いです。

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